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さて、9月も残すところあと数日。
第3回俳優ワークショップの応募締め切りが9月30日に迫って来ました。
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というところで、9月8、9日に行われた第2回ワークショップのレポートを…と言いたい所なのですが、第2回は前半クラス/後半クラスに分けてそれぞれ2日間行ったことや、内容的にも非常に見どころが多かったこともあり、レポートも壮大なものになってきていて、目下整理中なのです。
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そこで、今回のプロジェクトにオブザーバー的に参加いただいている演劇コーディネーターの中瀬さんに、第2回WSの総論的なレビューを書いていただきました。後日発表される壮絶な第2回ワークショップ・レポートを前に、どうぞこちらをお読みください。
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そして第3回にご応募をお考えの方、締切間近です!
清水の舞台からダイブする気持ちでお申し込みを!
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▼映画24区KYOTO 2012 俳優ワークショップ応募要項
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【_第2回俳優ワークショップを終えて_】
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谷口正晃監督を講師に迎えた、映画24区KYOTO 2012の俳優ワークショップの第二回目が、9月8日と9日の二日間にわたって開催された。
今回は、堀川中立売にある京都リサーチパーク町家スタジオに会場を移したのだが、昭和の佇まいを残した町家スタジオの雰囲気がまずもって魅力的で、谷口監督も迷わず自慢の庭をワークショップに利用することを決めてしまったほどだ。
そうした絶好のロケーションもさることながら、ほぼ世代別に分けられた二つのグループごとに、各々4時間半ずつワークショップの時間を設けたことで、谷口監督と受講生との関係も前回以上に密度を濃くしたように思う。
加えて、今回のワークショップで忘れてならないのが、グループごとに異なるテキストを用いたということだろう。
午前開始の一部では若い男女の切なく複雑な感情を、午後開始の二部では重病の身で自らの余命を知ろうとする人間とそれをなんとしてでも隠そうとする人間の切実な葛藤を描いたテキストを、それぞれ二人一組のペアが実演していったのだけれど、俳優間の関係性や人の感情の細やかな動きを重視する谷口監督にとって、いずれも実に相応しい選択だったように思われた。
また、受講生たちも、谷口監督の丁寧で適確な指導を受けながら、自分なりの表現や場面づくりに精力的に挑んでいたのではないか。
中でも、第一日目の終わりに撮影した自らの演技の映像を振り返ったあとの受講生の変化には、大きく目を見張らされた。
残念ながら、全てのペアが演技を重ねるごとにプラスの変化を生み出したわけではないが、そういった場合でも谷口監督は焦り慌てることなく、他の受講生の意見や感想を求めながら、受講生が自分自身で演技の問題点や課題を見つけるためのヒントを授けていく。
そして、こうした試行錯誤も経た中で、谷口監督と受講生との間に、俳優とはテキストと真摯に向き合い自分が与えられた役柄について深く想い考えた上で実践する存在であるという認識が共有されていったようにも感じられた。
いずれにしても、谷口監督のワークショップを受講することによって、演技を志す人々が得るものは本当に少なくないと僕は思う。
次回第三回(10月13日、14日)で谷口監督の俳優ワークショップも最終回を迎えることになるが、さらに多くの方々にご参加いただければと心から願わずにはいられない。
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中瀬宏之(NPO劇研事業担当コーディネーター/中瀬事務所代表)
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