7月2日(月)、同志社大学・寒梅館クローバーホールにて<STEP BY 映画24区KYOTO vol.1>が開かれました。
内容は、シマフィルムと映画24区の製作作品の上映、志摩敏樹氏(シマフィルム代表)、と三谷一夫氏(映画24区代表)の対談など、来場者の方々に<映画24区KYOTO>を深く知っていただくための<STEP>となるイベントでした。
本来なら6月19日に開催予定だった本イベントですが、台風の影響で延期になってしまい、我々主催側としても不安の中で迎えた当日。しかし、蓋を開けてみれば予想以上の方々に来場していただくことができました。
来場者の顔ぶれを見渡せば、性別も年代も様々。映画、演劇関係者の方もいれば、一映画ファンとして作品鑑賞に来られた方もいて、改めて京都という土地の、文化的土壌の豊かさを実感しました。(★写真…同志社大学寒梅館のエントランス)
映画24区第1回製作作品『傷跡』(2011年/冨樫森監督)の上映でイベントは幕を開けました。「いじめ」を題材にした重い物語に会場の空気も心なしか緊張しているように感じました。映画は、<映画24区>から見出され、初主演となった梨乃さんの険しい表情がとても印象的でした。(★写真…『傷跡』)
対照的にシマフィルム製作作品『かぞくのひけつ』(2006年/小林聖太郎監督) の上映は、客席から笑いの絶えない時間となりました。第七藝術劇場など、京阪の映画ファンには馴染の深いスポットも登場し、来場者の心を掴んだようでした。(★写真…『かぞくのひけつ』)
二作品の上映の間に対談が行われ、シマフィルム、映画24区両代表から、<映画24区KYOTO>に懸ける思いを語っていただきました。対談が盛り上がりを見せるにつれ、来場者しか聞くことのできない裏話も続々と飛び出し、会場を沸かせました(オフレコの話ばかりで詳しくは書けません!)。質疑応答に移っても来場者との活発なやり取りが続き、<映画24区KYOTO>に向け、主催者、来場者共に意識を高め合ったイベントとなりました。
(★写真…三谷一夫(左)、志摩敏樹(右))
京都を拠点にした映画作りにこだわり続けるシマフィルムと、若い映画人の発掘をテーマに掲げる映画24区。二つの思いが京都で結び付いた<映画24区KYOTO>。ここから日本映画の次世代を担う新たな才能が発見されることを強く願ってやみません。
もしかすると、この日の来場者の中にも未来の映画スターが隠れていたのかも・・・。
第1回俳優ワークショップ(7/21、22開催)の申込締切は7月10日。
短編映画シナリオ公募は締切が7月末日。
そして7月20日(金)には、京都みなみ会館にて『時をかける少女』上映と谷口監督のトークセッションがあります!
皆さま、ぜひご参加ください!
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